ゆりおろぐ

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湯布院の夜ー九州旅行その4

祖母に別れを告げて、一行は大分駅方面に向かっていた。

 

前回の話はこちら↓

ボードゲームがたまに出てくる旅行の話である。

www.yuriolog.xyz

 

 

例の男はドンキホーテで待っているという情報が入った。

  

私は「ドンキ・ホーテ」だったか、「ドン・キ・ホーテ」だったか、はたまた「ドンキホー・テ」だったかと考えていると、義父の運転する車は大分駅についた。

 

ドン・キホーテ

  

男はドン・キホーテから駅に止めた車まで歩いてきた。

「東村山のスカイツリー」ことだいすけ氏である。だいすけ氏は、予想通り少ない荷物を背負い、いつも着ているあずき色のジャンパーを羽織っていた。

 

「大分に一緒にいるなんて不思議な感じですね〜」

と言っていた。

ドン・キホーテではイカなどを買ったらしかった。 

 車に乗り込み義父と夫と私とだいすけ氏は湯布院に向かった。

 

夫と義父は驚異のそっくり顔であるので、「どうだすごい丸顔だろう」と伝えたかったが、失礼にしか聞こえない言い方しか思いつかなかったので差し控えた。

 

そういうわけで道中の会話は特に盛り上がることもなく時間が過ぎていった。

 

ドライブインについた頃、雨が降り出した。義父オススメの「クロメ入りのヌルヌルが美味しいうどん」を食べた。

 

義父はしきりに「鹿児島の市役所の食堂がオススメ」である話をしてくれた。

義父は東京に来ても「つい役所の食堂に行きたがる癖」があるのだ。

 

 

今回の湯布院の宿は少し外れたところにある。

カーナビを受け付けないギフは67年の野生の勘により、辺りを2周ほど回った。

 

気づいた時には車はもはや一歩も進めぬ細い路地に迷い込んでおり、田んぼに突っ込むか家屋に突っ込むかバックで数十メートルの坂を戻るかという選択を迫られルところであった。

グーグルマップで夫は現在位置を確かめ、だいすけ氏は天を仰ぎ、そして私は励ました。

 

騒いでいたらその辺の突っ込まれ候補の家屋から人が出てきて、「バックで戻るのがよい」と指南してくれた。夫が車から降り、進行方向に立って誘導係りをしていた。

 

40度くらいの急激な坂であったが、ギフの迷いなきハンドルさばきにより駆け上った。 おとうさんは運転がうまい 

いつも祭りの動画を見ているだけの男じゃないのだ。

 

宿への道もわかったので、義父はこのへんで帰ることを申し出た。

ギフは目に涙を浮かべていた。

「また遊びにこいよ」と私に言った。

 

素っ気ない口調が私はとても嬉しかった。

宿まで往復3時間の距離を送ってくれたギフに感謝を伝え、

 

「次は釣りをしに行こう」と固く約束をしてお別れをした。

 

アドベンチャラスな体験ができ、私はとても楽しかった。

 

 

相変わらず雨が降っていた。

今宵の宿に食事はつかない。部屋には簡単なキッチンが付いていて、男たちは自炊をしたがった。私は心底面倒だったので、肉を焼いたりエビを焼いたりエリンギを焼いたりただ焼くだけの料理にしたいと主張し無事に承認された。

 

宿で自転車を借りてスーパーまで買い出しに行った。

天気は途中から土砂降りになっていたが、私の頭の中はサンシャインな音楽が流れていた。旅先で自転車に乗るのは気持ちがいいものである。

 

宿に戻る頃にはずぶ濡れになっていたが、私は少し休んだら自転車に乗って見たあちこちの可愛いお店に行きたかった。意外とタフなのである。

しかし男たちは温泉に入りたがった。

とりわけだいすけ氏は、

「僕は温泉に入りたいです」

と言ってメガネもはずし始めたのでもう仕方がない。 

 

 

温泉から出てぼやぼやしていると、イーさんがスーツ姿で到着した。イーさんはとても可愛いのである。私は思わずサンシャイーンとどこの歌かしれない陽気な歌を歌いたい気持ちになった。

 

 

夕食は力を合わせて手作りをした。

 

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このようなものである。

バナナについて膝を突き合わせて話しあったことはいい思い出である。

 

イーさんが持ってきていた紅茶味のひとくちチョコレートの残りを天板の上であたため、フォンデュ状にしていただく。

薄茶色(少し紫)のねっとりしたビジュアルに一同は少しひいた。写真はないが美味しいのでどうか試してみてほしい。

 

なお、焼肉と、だいすけ氏特製豚汁はとても美味しかった。

 

ごはんを食べて、ゲームを遊んだ。

スティッキー、ペンギンパーティ、そしてスキップボーという変な名前のゲームを遊んだ。

スキップボーは変な名前であるが、チーム戦がなかなか熱いカードゲームである。

  

スキップボー

スキップボーで勝利を勝ち取った栄光の我々、わたしとだいすけ氏は蒸し焼きバナナをもう少し食べた。

美女のイーさんがねむいと仰っておりとても可愛かったので、23時ごろには眠ることになった。

 

部屋に戻ると、イーさんがベッドの上でごろごろしていた。

「電気消してみてー。星がいっぱいだよ」

天井には、小さな星のタイルがいっぱい貼ってあり光っていた。

 

 

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